生理後何日目が排卵日?妊娠しやすい時期は?

妊活コラム

赤ちゃんを望んでいるのであれば、妊娠しやすい日や時期を把握しておくことは大切です。その際、女性に毎月訪れる「生理」の仕組みを理解しておくと、妊娠しやすい時期がわかります。今回は、妊娠しやすい時期はいつか、生理後何日目に妊娠可能性が高まるのか、妊娠する確率はどれくらいなのかなどをご紹介します。

生理の仕組みは?生理後の体はどんな状態?


生理とは、女性特有の生理的な出血のことで、医学的には月経と呼ばれています。生理の仕組みは、妊娠に備えて充実させていた子宮内膜が、妊娠しなかったことで剥がれ落ちて出血として現れます。

つまり、生理が起きたということは、その前にすでに排卵が行われたことを意味し、生理後は再び排卵に向けての準備を始めている状態だといえます。

一般的に、生理は25~38日周期で訪れ、3〜7日ほど出血が続きます。生理は小学校高学年か中学生になるくらいから始まり、閉経するまで続きます。

妊娠しやすい時期はいつ?


パートナーと定期的に性交渉をしていれば簡単に妊娠できると考えている方もいるかもしれませんが、妊娠するのは難しいことでもあります。というのも、妊娠できるタイミングは月に1回で、妊娠しやすい時期も限られているからです。

そもそも妊娠とは、女性の体内で排卵が起こり、飛び出た卵子と精子が受精し、その後、成長しながら卵管を通って、女性の子宮内膜に受精卵が着床することを指します。

排卵は月に1回のみで、卵子の寿命はだいたい1日しか持ちません。そのため、排卵が起きてから24時間以内に精子と出会えなければ妊娠は成立しないのです。

一方で、精子は腟内に射精されてから数日間は寿命が続くため、排卵日の1〜2日前がもっとも妊娠しやすい時期といわれています。

妊娠しやすい時期を知るためには、まず排卵日を把握する必要があります。

生理後何日目が排卵日なの?妊娠確率が高い日は?


生理後は、先述のように次の排卵と妊娠に向けて体が準備をしている期間ですが、排卵は生理後何日くらいに起こるのでしょうか?

生理から排卵日までの日数や、生理が続く日数には個人差があるため、「排卵日が生理後の何日目に来るか」は人によって異なります。ただし、生理周期がある程度安定している人であれば、排卵日から次回生理開始日までの日数は、基本的に約14日間と決まっています。

この日数を基準に、以下のように排卵日をおおまかに計算することはできます。

生理周期が30日の人の場合

「30日−14日=16日」で、生理開始日から約16日後が排卵日

生理周期が35日の人の場合

「35日−14日=21日」で、生理開始日から約21日後が排卵日

排卵日当日よりも、あらかじめ精子が子宮内にいる場合のほうが妊娠しやすくなるという報告もあるので、排卵日の1~2日前に性交を行うと妊娠確率が上がります。

ただ、ストレスや睡眠といった生活習慣の影響を受けて生理や排卵日のサイクルは変化するので、その計算が必ず合うわけではありません。

妊娠しやすい時期を把握して確率を高めよう


一般的に、排卵日を予測して性交を行ったときには、健康な20代前半のカップルであれば約30%、30代で約20%、35歳になると約10%の確率で妊娠するといわれます。排卵日を予測して、妊娠しやすいタイミングに性交を行った場合でも、20代で約30%と考えるとそれほど高い確率ではないことがわかりますよね。

健康なカップルであっても、妊娠することは簡単なことではありません。妊娠は様々な要因がうまく重なることで成り立ちます。生理後の妊娠しやすい時期を把握しておくことも肝心ですが、普段からの生活習慣を見直したり、パートナーとも協力したり、妊娠しやすい環境を整えましょう。

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